高山西高等学校ウインドアンサンブル部 第30回定期演奏会【定演レビュー】
2017.09.13
※1年以上経過しているので情報が古い可能性があります。
2017年6月10日(土)、高山市民文化会館にて、高山西高等学校ウインドアンサンブル部の第30回定期演奏会が開催されました。
高山西高校の定演は基本的に「聴かせる演奏会」。
華美な演出や、ミュージカルの要素などは全く取り入れていませんが、その分聴き応え十分!
それではさっそくレビューをどうぞ!
※以下動画本編と同じ内容になります。動画をご覧になれない方、通信料が気になる方はこちらをどうぞ!
部員「第30回定期演奏会、スタート!!!」
第1部 クラシックステージ
曲目
・校歌
・スケルツァンド
・マーチ「春風の通り道」
・復興(2017年度コンクール自由曲)
Q.1部の見どころは?
部員「コンクールの課題曲と自由曲を中心に演奏します。この曲を演奏する人もそうでない方も、楽しんで聞いて頂けたらと思います。」
演奏会の始まりは校歌から。まずはキッチリと演奏しました。
そして今年度の課題曲を2曲。
Ⅰ、スケルツァンドと、Ⅳ、マーチ「春風の通り道」。
こちらは3部に行われる栃本先生の課題曲講習会も兼ねての演奏になります。
リハーサルでも栃本先生の熱い指導がたくさん見られました!
1部最後の曲は「復興」。
本年度の自由曲。特に力の入っている曲です。
顧問の永瀬先生も表現にかなり苦労したようで、「楽譜に忠実に演奏することで、作曲家の意図をなるべく引き出そうとした」と語ってくれました。
第2部 ポップスステージ
曲目
・「君の名は。」メドレー
・瑠璃色の地球
・カーペンターズフォーエバー
Q.2部の見どころは?
部員「カーペンターズ・フォーエバーでは、いろんな演出を行います。楽しんで聞いてください!そして、今年は昨年度より合唱の完成度に力を入れています。ぜひ聞いてください!」
2部では吹奏楽になじみの深くない人でも楽しめるように、ポップスで、衣装も自分たちでデザインしたTシャツでの演奏になりました。
とくに力を入れていた合唱は本当に素晴らしく、少ない時間ではありますがぜひ動画をご覧になっていただきたいです!(3:20~)
カーペンターズ・フォーエバーはとてもさわやかで、「基礎基本を大切にしている高山西サウンド」をまさに表しているような演奏でした。
第3部 クラシックスステージ
曲目
・マーチ・シャイニング・ロード
・エグモント序曲
・エルザの大聖堂への行列
・アンコール
Q.3部の見どころは?
部員「2つともドイツの曲ですが、1つ(エグモント序曲)はオーケストラの曲で、一番力を入れたくらい大変でした。もう一曲(エルザ)は毎年演奏する曲で、みんな大好きな曲です。演奏会の最後を飾るのにふさわしい曲だと思うので、ぜひ楽しんでほしいです。」
3部の初めは栃本先生の課題曲解説から始まりました。
中学生もたくさん見に来ているこの演奏会。わかりやすく楽しい解説で、コンクールの審査員も務める栃本先生ならではの解説を行ってくれました。
演奏はマーチ・シャイニング・ロードから。
動画では時間の都合上エグモント序曲は省かせていただきましたが、最後のエルザの大聖堂への行列は少々長めに編集しました。(7:45~)最後の部分の壮大さをぜひ味わっていただきたいので、音量大き目でお聞きください!
そしてアンコール。
永瀬先生も一緒に演奏しました。
まとめ
定期演奏会はよく行く機会がありますが、大体の場合
1部がクラシック、
2部が演出(ミュージカル)など、
3部がポップス
というのが一般的ですよね。
もちろん、お客様に楽しんでもらいたいという想いで演出を多く行うと思うのですが、
逆に高山西のようにここまで演出がなく硬派な演奏会も珍しいですね。
演奏技量も、練習量もたくさん持っている高山西だからこそできる演奏会。
今後の演奏会も、沢山の素晴らしいサウンドが聴けることを楽しみにしています!
皆さんお疲れさまでした!