岡崎北高校吹奏楽部 第19回定期演奏会

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2018.02.10

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2017年6月4日、岡崎市民会館あおいホールで行われた岡崎北高等学校吹奏楽部の第19回定期演奏会。さまざまなコンクールや大会で、金賞や代表を受賞する同校の、レベルの高い演奏が披露されました。

楽器での演奏はもちろん折り紙付き。さらに歌や踊り、衣装にまで凝った、素晴らしい演奏会でした。

 

それではさっそく、レビューをどうぞ!

 

※以下動画本編と同じ内容になります。動画をご覧になれない方、通信料が気になる方はこちらをどうぞ!

 

リハーサル

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本番さながらに眼差しは真剣そのもの。演奏から劇の演技に至るまで、細かく指導が入ります。このもっと上を目指す姿勢が、完成度の高さの所以なのでしょうね。

りは

第1部

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Q.第1部の見どころは?

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セル「本名うちやまゆうた、あだ名はセルです。」

セル「今年の課題曲のI番、II番、V番。そしてあと岡崎北高校のために作られた交響詩・森の詩。あと、C.T.スミスのルイ・ブルジョワの賛歌による変奏曲、交響曲1997「天、地、人」を演奏するという、とてつもなくハードで、盛りだくさんなプログラムになっております

 

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課題曲IIのマーチ・シャイニング・ロードでは、軽快で心地の良い演奏が披露されました。迫力を出すだけなら大きな音を出せればいいのでしょうが、この曲の風にそよぐような心地良さは、技術の高さをそのまま物語っています。

 

セル「なんといっても本当に時間がなかったのでですね、もうこの一ヶ月間くらいで、もう、この全部の曲を一気にバーッて仕上げたぐらいの感じの勢いなので、本当に、もう通るかどうかも分かんないくらいな(笑)感じなんで、まぁ、怖いですけど(笑)全員のお客さんが、一体になれるステージを作ろうと思います。頑張ります!」

 

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課題曲Vのメタモルフォーゼ~吹奏楽のために~では、まるで寄せ木細工のような細かな音の組み合わせが、見事に表現されています。短い音節でも強弱、緩急の表現が際立ち、それらがすべて組み合わさった微に入り細を穿つ芸術には心が震えます。

 

これまでの演奏とは一転して重厚な雰囲気の、交響曲1997「天、地、人」。表現の幅の広さを見せつけられます。安定した重低音に、きらめくように細かい高音の装飾までもがとても正確で、まるで美しい装飾に彩られた、どっしりとした神殿のような雰囲気です。後半は和太鼓も混じり、迫力のあるスピーディな演奏でも音の粒がまったく乱れません。

第2部

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Q.第2部の見どころは?

 

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つんすけ「私のあだ名は、つんすけです」

つんすけ「ブラックライトは、ディズニーのシンデレラをやらせていただくんですけど、貧しい女の子が王子様と結婚するというラブ・ストーリーを、2年生が頑張って計画していたので、ぜひご覧ください!

 

ブラックライト劇「シンデレラ」では、正統派の物語にふさわしい、正統派のお手本のような演奏と、姿を消すなどブラックライトならではの演出が見られました。雰囲気に合わせた演奏ができるのは、さすがの一言。

 

Q.ブラックライト劇の難しいところは?

つんすけ「やっぱりブラックライトですと、真っ暗な中で演技をしなきゃいけないので、仲間同士の連携がやっぱり大事になってくるので、そうなると、やっぱり、普段からのコミュニケーションとかを活かして、舞台に立たないといけないっていうのが、やっぱりちょっと難しいと思います

ミュージカル「CATS」

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つんすけ「今年のミュージカルは、ミュージカル「CATS」をやらせていただきます。「CATS」はいろんな猫が、次々登場してくるんですけど、私達3年生は個性が強いメンバーがそろっているので、その個性を活かしながら、猫に扮して踊ったりしたいと思っているので、ぜひご覧ください。私達の魂を込めたステージなので、ぜひ肌で感じてください!」

 

オープニングを飾る「ジェリクルソング」は、よく通る澄んだ声にまず驚かされます。楽器の演奏だけではなく、歌までも高レベル。ダンスは全員が違う動きをする箇所もあり、よく考えられています。

映像では軽快なスキンブルシャンクス、しっとりとしたオールドデュトロノミーと続きますが、個性の強い猫が次々と出てくる「CATS」の面白さを、曲ごとに演奏の雰囲気を変えることでしっかり表現しています。

 

「CATS」の代表曲「メモリー」では、歌はもちろん、その独唱を静かな演奏で支えることにこそ、岡北の底力を見ました。歌のBGMというのは難しく、独唱を支え、静かな雰囲気によって支えるのはさらに難しいもの。それを美しくこなしてしまうのが、岡北の持つ技量なのでしょう。

 

Q.CATSの中ですきなところは?

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つんすけ「全員で踊るジェリクルソングっていう曲があるんですけど、やっぱり全員で踊ることで迫力が出たりとか、一体感が生まれたりするので、ぜひそこが見どころなので、見てください」

 

Q.衣装もかなり凝って作っているようですが・・

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つんすけ「各自で制作するようにしてるんですけど、なるべく自分の好きなように、っていうのをコンセプトにしてます」

~ポップスステージ~

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ルパン三世のテーマから始まる岡北ヒットメドレーでは、安定したドラムに乗せてポップな曲目が演じられます。例のキャリアウーマンなど、流行りのネタで笑いを誘いました。元の曲よりもテンポの速い恋ダンスは大変そうでしたけどね(笑)

 

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次の映像は、群読「羽根」です。群読とは、多人数で文章を読み上げる演目。動きもなにもないこの演目では、声の強弱、そして何より間が重要になります。

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あるときは畳みかけるように、ある時は声を落としてぽつぽつと。そうした表現の終着点、力強い「羽根を、広げるんだ!」という、熱い思いが届くような言葉には、肌が粟立つような感動を覚えます。

 

Q.「群読」は吹奏楽としては珍しいですが、どのような気持ちで演じていますか?

副部長

 

部員「群読は、周りの人への感謝や、どんだけ辛くても一歩ずつ進めばいつかは成果が出る、自分達の物ができるということを込めて、やらせていただきます。言葉で、歌で伝えるということで、また吹奏楽とはひと味違ったことで、普段言葉にできないことでも、その歌や歌詞に込めて伝えるっていうことを意識してやっています」

 

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アンコールはディープパープルメドレー! 会場の手拍子と共に演奏するロックンロールは、全員が主役です。自由に気持ちよさそうに演奏する部員の皆さんが印象的でした。

 

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セル「これで定演を終わります。ありがとうございました」

部員全員「ありがとうございました!!」

セル「お疲れ様でした」

部員全員「お疲れ様でした!! いえーーーい!!」

まとめ

全員が、お客を全力で楽しませようという心意気が会場中を埋め尽くした、岡崎北高等学校吹奏楽部の第19回定期演奏会。

セルさんの言った、一ヶ月ぐらいで全部の曲を仕上げたというのが信じられない完成度でした。

 

技量の高さと、それを支えるモチベーション、向上心の高さのなせるわざなのでしょう。それでいて、決して一方的な押し付けではなく、お客に楽しんでもらおうとする心配りが、全ての演目からひしひしと感じられました。そうですよね、音楽は聞き手がいてこそ成り立つものですものね。
今後も多くのサウンドを、より多くの聞き手に届けていただきたいです!
今回の演奏会、皆さんお疲れ様でした!

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